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代表機関
国立大学法人琉球大学・農学部

http://www.agr.u-ryukyu.ac.jp/
琉球大学では35年ほど前から南大東島で機械化農業,ICT農業の研究開発に継続的に取り組んでおり,現地のさとうきび農業に精通しています。作物・栽培・生理学,農業システム工学,農業経営学のメンバーによって代表機関として最もふさわしい研究チームとなっています。

・プロジェクトの運行管理・総括
・生育・環境データの収集・解析・利用
・ドローンによる生育モニタリング,作業精度の評価
・気象要因・蒸発散量・土壌水分に基づく自動潅水システム
・モバイルNIRによる土壌・栄養診断,糖度測定
・モバイル光合成装置による生理活性・ストレス診断
・経営データの収集・解析,営農支援システムの確立


農業生産法人アグリサポート南大東株式会社

高齢化によって農作業が困難になった農家の作業を受託して,さとうきびの維持・増産を目的に設立された大東糖業株式会社(が設立した農業生産法人です。南大東島最大規模で,経営管理体制も確立し,島のリーダー的役割を果たしており、GNSS自動操縦システムを導入して運用を開始しています。島には6法人があるが,その代表として本プロジェクトの生産者として参画しました。

・3作型でのスマート農業関連作業の実証
新植(春植・夏植):整地,植付け,肥培管理(中耕・除草,施肥,防除,水管理),収穫,搬出・運搬(出荷)
株出:株出管理,肥培管理(中耕・除草,施肥,防除,水管理),収穫,搬出・運搬(出荷)
・ハリガネムシの「交信攪乱」のためのドローンによる散布作業(フェロモンチューブ散布等)
・自動潅水の実証
・経営データ等の提供


株式会社くみき

http://www.kumiki.co.jp/
JA関係の会社として出発した沖縄県内随一の農機会社(現在は独立)で,国内農機メーカー全社および海外メーカーの機械を幅広く扱っています。沖縄の土壌や環境に対応できない農機の改良・改造,作業機の開発にも従事。GNSS自動操縦農機の導入にも熱心で,独自の取り組みを展開しています。

・GNSS自動操縦システムの設置・運用・メンテナンス・改良
・ハリガネムシの「交信攪乱」のためのドローンによる散布作業(フェロモンチューブ散布等)
・自動潅水装置他


南大東村産業課

http://www.vill.minamidaito.okinawa.jp/
プロジェクト対象地の行政機関として,さとうきび農業の振興に取り組んでおり,スマート農業の普及に強い意欲を有しています。本プロジェクトは南大東村からの要望で動いており,村長の強い後押しがあります。
・現地の連絡調整
・設置機器(GNSS基地局,気象ロボット)等の管理
・普及啓発活動,実演会等の手配


株式会社ユニバーサルブレーンシステム

沖縄県内のソフトメーカーで,製糖工場や農業生産法人の業務管理ソフト,熱帯果樹用ソフトを琉球大学と協力して開発,事業展開中です。GISをベースとする管理ソフトは使い勝手が良く,本プロジェクトの経営・栽培管理に最適なソフトです。

・GISベース営農支援システムの設置・メンテナンス・改良
・GPSデータ,生育データ,経営データ等の同システムへの取り込みと経営分析機能の付与


株式会社エーディエス

http://www.adscorp.jp/
IoT,通信技術を扱うベンチャー企業で,東京農工大学との連携でNIR土壌センサを開発しました。これらの技術で東北の復興事業にも参画しています。沖縄では琉球大学との連携で気象観測ロボットのセンサーネットを開発し,大学,植物工場,マンゴーハウスなどに設置する事業を行いました。これらのセンサーネットは継続して運用中で,これらの技術を活かして本スマート農業プロジェクトに参加しました。

・気象データ取得,IoTセンサーネットの設置と運用
・自動潅水システムの設計


特定非営利活動法人亜熱帯バイオマス利用研究センター

平成16年度からの農林水産バイオリサイクル研究(宮古島)の実施事業体として琉球大学等のメンバーで設立されたNPOで,沖縄におけるバイオマス利用研究・普及啓発・各種事業に従事(国,NEDO,市町村)しています。さとうきびに関しては琉球大学とともにNIR品質測定システムの管理業務に従事します。南大東村の委託事業も実施中です。
・プロジェクトの進行管理
・機械作業,土壌硬度等の現地調査
・GPS位置情報による作業分析,農機運用計画
・気象データ等による作業可能性判別
・生長モデルと取得データとの連携による収量予測・営農計画